「電動ミルのほうが絶対楽だろ」——そう思って、試しに使ってみた。
結果から言うと、2週間もせずにまた手挽きミルに戻っていた。
理由はシンプルで「粒度の調整幅が思ったより狭い」というたった一点。それだけで、ぼくの使い方には合わなかった。
この記事では、電動ミルを試して気づいたこと、そして今も愛用しているTIMEMORE C3S MAXがなぜ手放せないのかを正直に書く。ついでに、ふるさと納税でもらった手挽きミルを試したときの話もする。
電動ミルを使ってみた正直な感想
粒度の調整幅が思ったより狭かった
電動ミルの多くは「コース設定が数段階」という仕様になっている。
ぼくが試したタイプも、粗め〜細めで5〜6段階くらいの設定しかなかった。フレンチプレス用の粗挽き、ハンドドリップ用の中挽き、エスプレッソ用の細挽き——これだけ幅広い挽き目に対応しようとすると、5〜6段階では正直足りない。
「今日はライトローストの豆を使いたいから、ちょっと粗めに調整したい」とか「深煎りなのでいつもより少し細かくしよう」みたいな微調整が、電動だとやりにくかった。粒度が合わないと、味がぼやける。それが地味にストレスだった。
「電動のほうが速い」は思い込みだった
もうひとつ意外だったのが、速さの面。
電動ミルのほうが当然速いと思っていたけど、実際はぼくの手挽きミル(TIMEMORE C3S MAX)のほうが早く挽き終わることがあった。これには正直びっくりした。
「手挽きは時間がかかる」というイメージは、たぶん思い込みだったんだと思う。
TIMEMORE C3S MAXが今も現役な3つの理由
以前レビュー記事を書いて紹介した手挽きミル、TIMEMORE C3S MAX。今もメインで使い続けているのには、ちゃんと理由がある。
① 粒度調整の幅がとにかく広い
C3S MAXのグラインド設定は非常に細かく、浅煎り・中煎り・深煎りどんな豆にも対応できる。
ハンドドリップはもちろん、フレンチプレスや水出しコーヒーにも使えるし、エスプレッソに近い細さまで挽くことだってできる。豆の種類や焙煎度に合わせて自由に調整できるのが、使い続けている最大の理由だ。
② 手挽きなのに速い
C3S MAXは回転が軽く、スムーズに豆が砕けていく感じがある。20g程度なら1〜2分もかからずに挽き終わる。
電動ミルを試すまでは気にしていなかったけど、比べてみると「あ、手挽きってこんなに速かったんだ」と改めて実感した。
③ いろんな豆・淹れ方に使えて飽きない
「この豆はどんな味なんだろ」と感じながら、自分の手で少しずつ挽き目を変えられるのが手挽きの楽しさだと思っている。
数値で固定するより、その日の気分や豆の状態に合わせて感覚で調整できる。電動ミルにはなかなかない感覚だ。コーヒーをいろんな豆・いろんな淹れ方で楽しんでいる人には特に向いていると思う。
ふるさと納税でもらった手挽きミルとも比べてみた
少し話は変わるが、ふるさと納税でもらった手挽きミルも試してみた。
見た目はかなりよかった。木製のハンドル部分がおしゃれで、インテリアとしても映える。「これはいいな」と思いながら使い始めたのだが——。
挽き心地がかなり硬かった。
ゴリゴリと力を入れないと回らないタイプで、毎朝これを使うのは正直しんどい。見た目重視で選ばれたんだろうなという印象で、実用性が少し置き去りになっている感じがした。
デザインは好きなので飾りとして置いているけど、毎日使うミルとしてはC3S MAXのほうが圧倒的に使いやすい。
電動 vs 手挽き、結局どっちがいいの?
一概には言えないけれど、ぼくの結論はこうだ。
豆の種類や焙煎度にこだわりたいなら、手挽き一択。
毎回同じ豆を同じ条件で挽くなら電動が便利かもしれない。でも、いろんな豆をいろんな淹れ方で楽しみたいなら、粒度調整の自由度が高い手挽きのほうが断然合っている。
| 電動ミル(試したもの) | TIMEMORE C3S MAX | |
|---|---|---|
| 粒度調整の幅 | 5〜6段階(狭め) | 非常に細かく設定可能 |
| 挽く速さ | 想定より遅め | 意外と速い(20g / 1〜2分) |
| 対応する淹れ方 | 限られる | ドリップ・フレンチプレス等幅広く |
| 挽き心地 | スムーズ | 軽くて快適 |
まとめ|手放せない一台に出会えた
電動ミルは「楽に挽ける」という期待があったけど、自分の使い方(いろんな豆・いろんな淹れ方)には合わなかった。
手挽きのほうが速い・幅広く使えるという体験は、正直想定外だった。試してみないとわからないことってある。
今は迷ったらTIMEMORE C3S MAXでいいんじゃないかと思っている。はじめての一台にも、セカンドミルにもなれる、懐の広いミルだ。
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